◆業界不況の中でも着実に業績を伸ばしている会社がやっている “たった一つのこと” とは?◆
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会社経営において業界不況ほど厄介なものはありません。
一度業界不況になると、何年にもわたって十分な売上を確保することが難しくなります。
「販売数の減少」や「販売単価の低迷」、「仕入原価や燃料費の高騰」などによって会社の収益は年々減少。
キャッシュフローに余裕は無くなり、気がついた時には資金繰りはギリギリのラインに落ちてしまっている。
しかし、そのような逆境の中でも十分な売上を確保して、着実に利益キャッシュを積み上げている会社も一部で存在しています。
大半の会社が業界不況によって業績不振に苦しみ、急場しのぎでコストカットやリストラを断行する中、ごく一部の会社は、戦略的優位なポジションを確保して計画的に安定した業績を実現しています。
そのような会社は、業界不況の際に給与待遇の改善や昇給、積極的な中途採用活動により優秀な人材を囲い込みを仕掛け、新たな営業基盤拡大の方策に積極的に投資していくことで一層、企業力を強化し続けています。
業界不況に左右されず、逆に状況を利用して企業力を強化している会社は、何故そのようなことが可能なのでしょうか?
経営進化研究所が行ってきた企業研究に基づく見解では、「たった一つのあることをやっているから」という結論に至っています。
その「あること」とは、経営の秘伝のような特殊なものではありません。
誰でも知っていること、それでいて実行は容易ではないことです。
それは「失敗したら、致命傷ほどでないが傷痕は残ってしまう程度のリスク」を取っていくということです。
通常は、「リスクを取ってまでやるべきではない」、「失敗したら損失が発生して大変だ」などの安全思考が働き無難を保とうとします。
これは、一見、堅実に見えますが、実は本質的にはライバルに後れを取る非常に危険なリスクを抱えることになり隠れたリスク「チャンスを逃す」という停滞の流れにハマってしまいがちですが、往々にしてあることです。
そうならずにリスクを取っていけるかどうかが結果的に業績の差を産みだしていくのです。
当然、失敗した場合のダメージが許容範囲であるという計算ができるということが前提になりますが、同業他社がやらない、やりたがらないことを、敢えてやることにより、企業力を強化していき勝利の果実を獲得できるのです。
尚、経営進化研究所のコンサルティングを活用している会社では
リスクを取るべきか見送るべきかを検討する際には当社が実務に効果的な財務分析を行ってリスクダメージのの許容範囲を助言していますので、ほとんどの場合、「ダメージは少なくリターンは多く」という結果を生み出せています。
“一寸先は闇“が深くなってきている現在、会社経営ではリスクを取ることが難しくなっていますが、国内市場の先行きを考えると、会社が生き残るためには「リスクを取り続ける」という選択は外すべきではないというのが当社の見解です。
御社の経営環境はいかがでしょうか?