コラム 安定経営の羅針盤① 中小零細企業がDXを成功させる方法 

中小零細企業がDXを成功させる方法

 

国に主導で進められている企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)。

DXがこれからの経営に及ぼす影響は計り知れません。

DXによって生み出される新たな利便性は、企業に大いなる飛躍を生み出す力があります。

コストの適正化や生産性向上、新たな収益機会の獲得など、ビジネスモデルの進化など嬉しい変化が期待できます。

一方、「DXで力を増した他社に顧客が流れる」、「顧客需要が消失する」といった企業の存続を脅かすような変化が出現する可能性もあります。

このように企業に大きな影響を及ぼすDXの波は経営者にとって看過できない課題です。

 

「DXの必要性はわかっているけど、着手する余裕がない」

これが多くの経営者の本音ではないでしょうか?

予算や人材が限られている中小零細企業の場合、目先のコロナ禍を生き残ることで手一杯だと思います。

本コラム“安定経営の羅針盤①”では、このような悩みを抱えている経営者様に役立つDXの話を紹介します。

DXをどのように会社に取り入れるべきか?どうすれば失敗せずにDXを成功させることができるのか?

コラム 安定経営の羅針盤①では、中小零細企業の経営者にとって、DXを飛躍のステップに活するために役立つ情報をご紹介します。

 

 

・そもそもDXとは

 

DXはDigital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)の略語です。日本語に訳すと、デジタル技術による変革。

 

経済産業省はDXを次のように定義しています。

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」(経済産業省 「DX 推進指標」とそのガイダンス )

 

また経済産業省では、DXが必要な理由として2025年の壁問題に言及しています。

2025年の壁とは、2025年までのDXを実現できない場合、デジタル競争で敗者となり日本全体で大きな経済損失を被るというものです。この壁を乗り越えるために国はDXの推進を図っているのです。

 

さらにこのレポートの中では、DXについて非常にわかりやすい言葉で定義しています。

「将来の成長、競争力強化のために、新たなデジタル技術を活用して新たなビジネス・モデルを創出・柔軟に改変するデジタル・トランスフォーメーション(=DX)」(経済産業省「D X レポート ~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~」)

 

つまりDXとは、

・予測不能となる将来において、企業が成長し競争に勝ち残るための新たなアクション

・そのアクションを成功させるために活用するのが新たなデジタル技術

・その技術を使って新たなビジネスモデルを創出・柔軟に改変すること

このように理解できます。

 

中小零細企業の経営者がDXに着手しようとするとき、この定義を基に進めていけば空回りや迷走することなく、最短距離でDXを進めていくことが可能です。

 

 

・中小零細企業がDXで失敗しないための条件

 

9割の中小零細企業で手つかずになっているDX。失敗しないためには、何からはじめたら良いのでしょうか?

 

大企業では最新のAIやIoT、アプリを活用した取り組みが盛んです。しかし、中小零細企業が足並みをそろえるのは現実的ではありません。

 

予算や人材に余裕がない中小零細企業では、

・比較的容易に取り入れられるもの

・なるべく費用負担の小さいもの

・着実なDX化の成果を得られるもの

以上の3つを兼ね備えているものでなければなりません。

 

このような話をすると「そんな都合の良いものがあれば苦労しない」という嘆きが頭に浮かんでしまうかもしれません。

たしかに、本格的なDXを目指すと、3つを兼ね備えたものを探し出すことは困難です。

しかし、初歩的なDXから段階的に進めていく場合には、初期段階では存在します。

大切なことは、「社内が拒否反応を起こさず、コントロールが容易で、コストの負担が小さいもので、“一定のDX”を実現できる」という観点で探すということです。

この観点によって、先述の定義に適合するものとはどのようなものなのか?

 

中小零細企業の厄介な経営課題をコンサルティングテクニックで解決してきた弊社がお勧めできるものが2つ存在します。

 

それらは、一見すると誰でも知っている有名で一般的なものですので、「今さらそのようなものを取り組むのがDXになるのか?」といった疑問が沸いてくるかもしれません。

しかし、実際にそれらを活用してメリットを享受している人であれば納得されることでしょう。

そして「このメリットは、できればライバルには知られたくない。活用してほしくない」と思ってしまうはずです。

何故なら、それらには、AIとアルゴリズムまたは最新のITシステムが機能しており、適切に活用した場合、格段の成果を生み出すことができるからです。

 

では、それらは一体どのようなものなのでしょうか?

 

 

・中小零細企業でも着実にDXを進められる2つの方法

 

予算が限られ、人材も手薄な中小零細企業にとってDX化の初歩的アクションとして効果的なものは

「ココナラ」「ランサーズ」等のクラウドソーシングによる外部人材の活用

・AIとアルゴリズムによって世界を席巻している動画共有サービス「YouTube」で製品・所品の宣伝動画を配信しマーケティング拡大アクション

この2つです。

 

どちらも、スマホ一台あれば実践可能です。

多くの成功事例があり、初めてでも容易に活用できる。

他の方法で行う場合に比べて費用負担が非常に小さい。

適切に活用した場合、業績拡大やコスト削減など目に見える大きな成果を得られる。

このような特徴を持っています。

 

詳細は割愛しますがクラウドソーシングは、インターネット上で専門スキルを比較的低コストで受発注できるITツールで、数千円の投資から負担なく始められます。

 

YouTubeはAI機能・アルゴリズムによって、視聴者の嗜好性に合った動画を閲覧するように誘導するマーケティングツールです。

動画視聴者の立場で、その効果を体験している方が無数に存在します。活用すると潜在顧客層へ自社情報を適切に届けられるようになります。動画の制作コストを除き無料で効果を発揮できます。

 

さらにこれら2つの活用に慣れていくと、DX化が浸透した将来において、速やかに順応し、戦略的に優位になるために必須な「外部人材活用」や「AI機能活用」をスムーズに進めていけるようになります。これが最も大きなメリットと言えるでしょう。

 

この二つであれば、ほとんどの企業で活用が可能であり、段階的に効果を高めていき飛躍のステップにしていけることでしょう。

 

予想されている市場の破壊的変化に適応するためにも、コロナ禍を乗り越える推進力を発揮するためにも、まずできる範囲から取り組んでみてはいかがでしょうか?

 

 

・まとめ

 

DXを推進している企業が優位に立つ。

この動きがすでに世界中で見られている。

DXは、新しいデジタル技術の力を活かして将来の成長、競争力強化を加速させるもの。

過去にはIT化の波に乗り遅れた中小零細企業が、数多く淘汰されてきた。

DXによって再び中小零細企業が淘汰されないためには、費用対効果が高く、使い勝手の良い“ツール”の活用から始めることが効果的。

時代に取り残されてしまう前に、今すぐ取り入れられるDXから速やかにスタートすることが大切。

 

経営進化研究所では、幅広いコンサルティング実績で、的確にDX化をサポート。中小零細企業の経営改善や業績改善を支援します。

 

効果的・効率的なアイデアで経営のお悩みや困りごとを解決したいー。そうお考えの中小零細企業経営者様はぜひ、弊社へご相談ください